TBS問題、楽天三木谷会長兼社長の真意 

3月末で楽天が証券会社に信託していたTBS株の信託期限が切れたため、ここに来てTBSと楽天の攻防が再び活発化している。

この2社と全く関係ないYouTubeですが、YouTubeサイト開設以来短期間で多くのユーザーを獲得し、結果的に今最もじITセクターで元気の良いGoogleが2000億円で買収しました。著作権の問題はありますが、YouTubeの動画をネットユーザーは見ることが証明されたわけです。

USENが展開しているGyaoも同じ部分を狙っているのだと思いますが、独自コンテンツを開拓しなければならないGyaoは動画コンテンツの確保に苦労していると推測できます。

一方、楽天とTBSの提携がスムースに進めば、楽天が動画サイトを運営する際にTBSのコンテンツ資産が大きな助けになることは確実です。しかし私には一年半前に楽天の三木谷社長が、YouTubeの成功を見越してTBS買収に乗り出したとは考えられないのです。
楽天の経営基盤を見ると、2年前までは成長率が大きく急激に躍進し、株価も高値を維持していましたが、この2年間の間にいくつもも問題を引き起こし、本体楽天の経営基盤は決して磐石ではありません。

・キャンペーンで取得したポイントを一方的に取り消し大騒動に
・楽天トラベルの一方的な手数料値上げに宿泊業界が猛反発
・楽天証券でシステム障害が頻発、金融庁が業務改善命令
・規約改定により楽天市場の店側の負担が急増、退店率が高まる
・楽天市場の伸びない顧客単価
・ライバルYahoo、Amazonの躍進

これらの問題を反映して株価は最近1年間で反落しています。外資系証券会社の評価も「売り」です。今期の決算が予想以上に悪化しているのではないかと考えられる理由がその他にも幾つかあります。
1年半もの間楽天がTBS株を忍耐強く持ち続けた理由は、コンテンツよりもその安定した経営基盤と財務状況が喉から手が出るほど欲しいのだと思います。

楽天が現在の株価でTBS株を売れば、ABCマートのTBS株購入によりTBS株は大きく値上がりしているので、大きな含み益が生じる筈です。にもかかわらず、楽天がTBSが消極的な提携や30日に発表された売り上げの連結化を楽天がTBSに希望しているのはTBSを無理やりにでも手に入れなければならない楽天側の事情が有るからだと思います。

楽天は単独では300億、連結でも1200億の売り上げの会社です。一方、TBSは単独で2500億、連結では3000億超の売り上げです。自社の株価低迷と既存事業の停滞で財務状況の苦しい楽天は今が勝負どころなのでしょう。

仮にこのTBS問題が大きく報道されるだけでも両者の株価は上昇する可能性もあり、最終的にどちらに転ぶにしても三木谷氏にとってこれ以上悪い状況にはならないので、楽天は今動いても何の損も無いわけです。
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[ 2007/04/03 07:48 ] 企業 | TB(0) | CM(1)

はじめまして^^

私の株ブログで
こちらの記事を紹介させて頂きましたので
ご連絡させて頂きました。

紹介記事は
http://kabukdenantoka.blog90.fc2.com/blog-entry-258.html
です。

これからもよろしくお願いいたします^^
[ 2007/04/03 08:02 ] [ 編集 ]

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